イングリッシュセター(ハニー)

おとこのこ
1才くらい

卒業しました。

住民の方からの保護依頼があり、長い時間がかかりましたが捕獲することができました。
とても賢い子で、警戒心が強いです。
犬たちとは仲良く遊んだりしています。
慣れるのには少し時間がかかってしまうかもしれませんが、
その辺りはセンターから来る子達となんら変わりはありません。
お散歩はまだおっかなびっくりですが、
とてもうれしそうに、楽しそうにしています。

KDP 裏ブログより
セターのハニーは1年前にビーグルと共に愛川町の山に捨てられました。
その後ビーグルは行方不明、ハニーは山の中を拠点に暮らし
しいたけ農家のやさしいKさんのもとへご飯をもらいにくる生活をしていました。
そんなハニーの捕獲に通う事数回と数ヶ月、ことごとくにおいと気配を見破られて
捕獲は失敗。
今回は数百メートル離れたところで待機してKさんに囲いの中に
おびき寄せてもらい、扉を閉める作戦で。
この瞬間はいつも何とも言えない良い緊張感です。
仕掛けた捕獲機をチェックしにいく時のそれに似ている。
Kさんからの電話が鳴りました!
入りました!
ドキドキしながら行って見ると、いましたハニー!
やっと近くでハニーを見ることができました。
捕獲機の扉を逆から落とされた事や
トラップのヒモを持って何時間も隠れていて
そこにいるのわかっているよ!と合図を送られて
遊ばれた事、僕が触ったからあげだけ食べなかった事が
頭をよぎる瞬間です。
初めまして?ハニー!

この後しっかりとKさんに扉を押さえていてもらって
ゆっくりと近づいていきます。
こう言う時は直線ではなく常に回り込むようにいきます。
サッシの間から部屋の隅に逃げ込んだハニーに
目線や体の向きに気を使いながら近づいて
腰を下ろします。
警戒区域とは違って時間はたっぷり。
首輪をかけるまで10分位でしょうか?
少し唸られましたが、さすが1年生きてきた子。
この時点では無駄なあがきはしないのです。
ひっそりと逃げるチャンスを伺っています。
外に出したときにその時は来るので
首輪きつきつ2本締めアンド、チェーン2本です。
リードだと食いちぎられてさようならです。

扉を出る前にKさんとの涙の再会とお別れをしています。
この後は思った通り。
暴れる 暴れる。
でも攻撃は無し。
鎖を食いちぎろうと噛み付くので口から流血です。
これ以上やらないように向きを変え手を変え
徐々に安心してもらいます。
30分位かな?
落ち着きました。
Kさんのブログはこちらです。

車に乗せて、僕のにおいの付いたTシャツを
口元へ置いて、これからはしばらく、ひたすら、
見せるのみ。
行かずに見せるのです。

お山初日。

2日目、ハニー迎え火。

3日目、4日目、自分と係留しながら過ごし、見せる。

5日目ノーリード。
自分のもとへ帰ってきます。
頭の良い子は早い!
そしてとてもかわいい子です。
お散歩はまだ駄目ですが、後もう少しです。
Kさん安心してください。
ハニー元気に部員たちと遊んでおります!