2012/04/06 報告!

桜の季節です。

KDPのお山近辺は、この地域の中では少し寒いので開花が遅めです。

それでも毎年、きれいな桜が楽しめます。

桜守の方は、花が咲くのが一年の終わりと考えるそうです。

一年の集大成として、花を咲かせると言う事です。

 

滞っておりました、卒業して行ったこたちの報告です。

遅くなりまして、大変申し訳ありませんでした。

 

 

 

1月。新年早々、新しいご家族に迎えられたのはパイキー。

もともと恐がりなパイキーは、ご家族を少し不安にさせてしまうほど、

こそこそと過ごしていたそうです。

最近はぐっと慣れてきて、ご家族の後をついて歩いているそうです。

今ではすっかり、家族の一員です。

いろいろな性格の子がいるので、

譲渡のあとの悩みや驚きも様々です。

時にはただひたすら、人間側が待たなければいけない時もあるとおもいます。

パーフェクトは最初からは無いかもしれません。

それは保護犬でなくても何に関してもそうだと思います。

時を重ねて、いろいろ乗り越えてこそのパーフェクトだと思います。

 

 

 

続いて、牢名主くん。

病院の先生が命名。何ヶ月も、センターに収容されていたからです。

里親さんは、センターの様子を写した裏ブログを見て、

ぜひ迎えたいと手を挙げて下さったのです。

神奈川県から、すこし離れた所から。

ご自身でも規模は小さいものの、保護活動をされている方でした。

しかし数匹だとしても、日々のお世話は大変なはずですし、

会った事もない、ネットで見ただけの犬を引き取るということは

覚悟のいる事です。

全てを受け入れる気持ちをもって、命を救って下さいました。

 

高待遇な毎日を送っているようです。

びっくりするようなしあわせを、きっと楽しんでいるのだろうと思います。

 

 

 

続いてマイケルです。

マイケルはセンターから来たのではなく、平塚市でボランティアさんに保護されていました。飼い主は見つからず、放棄と踏み切り里親さんを探す為にKDPにやってきました。

仲のよさそうな2匹の写真。

とても馴染んで見えますが、お届け当日の写真です。

里親さんご家族は、じょうとかいお手伝いスタッフでもあります。

お手伝いに来てくださって、やはり1匹でも多く、と里親さんを希望してくださったのです。

ですが、先住犬もいるので、相性が気になるところでした。

犬同士とはいえ、お互いに不幸な結果にはなってほしくないものです。

前もってよくよく検討され、お見合いに臨みました。

すると、2匹はものすごく相性が良く、拍子抜けしてしまうほど楽しそうに遊びだしました。

今まで経験した「先住犬とのお見合い」の中で、一番相性がぴったりの2匹だったと思います。

無事譲渡してからも、前から一緒に居るように仲良く寄り添って暮らしているようです。

 

 

川の字です。

見るからに、しあわせそうなはせくんです。

保護犬たちを迎えて下さるご家族はみなさまとてもご理解があります。

はせくんのご家族も、そんなご家族でした。

ただ「犬と暮らす」ために選択肢に保護犬を選んだ訳では無くて、

救うために迎えたい、という事。

知らぬ間に処分されている命がたくさんあるという事を、まわりにもぜひ広めていきたいとお話してくださいました。

 

 

この写真も、「やたらリラックスしている」一枚。

里親さんに迎えられた当日の、せたくん。

なんの違和感もなく、昔からそこに居た様な雰囲気です。

せたくんは一度出戻りを経験しました。

とてもかわいい良い子なので、必ずしあわせにしてあげないと、なおさらの責任を感じました。

そんな中お申し出くださったご家族は、とても愛情深い方々でした。

多くの犬は「新しい家族」をなんとなくですが理解し、自ら馴染もうとします。

せたくんもそんなこでした。

お互いに、空気の様な、無くてはならない存在である事を願っています。

 

 

ダイゴです。

1年と少し前。

冬に、センターに捨てられました。

 

酷く痩せて毛玉だらけ、耳からは耳だれが垂れているけれど、それを触ることすら許してくれない、

一日中ゲージに閉じこもり、触ろうとすると本気で咬んでくる、というような子でした。

虐待を受けていたようです。

時間をかけて、ゆっくりゆっくり、「本来のダイゴ」になってくれました。

人懐っこく、特に子供が好きでとっても良い子、それが本来の姿だったようです。

写真のダイゴ、とってもいい顔をしていると思いませんか?

一緒に写っているのは、里親さんご家族。偶然にも、息子さんのお名前はだいごくんでした。

ダイゴは新しい名前をもらいました。

これからより一層、「本来の姿」になっていくのだと思います。

 

 

 

里親として、保護犬たちを迎えて下さったみなさま、

本当にありがとうございます。

迎えて頂いて、より一層、保護犬たちが「家族の一員として大事にされるべき」だと感じます。

捨てる人がいなければ無くていいはずのご縁です。

ですがこのご縁こそが彼らにとっての本当の家族との出会いなのだと思います。

 

ご家族も犬達も、みんながしあわせな時間を過ごせたらうれしいです。

 

 

 

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病院通いを続ける子や、毎日の投薬など、

犬たちのケアには膨大な医療費がかかります。

心のケアが必要な子も多く、里親さんに迎えられるまで、長く時間がかかる子もいます。

数ヶ月、1年かけて、やっと人に慣れていく子も多いのです。

誰かに捨てられて、殺処分が目前だった犬たちに、

どうぞご支援をよろしくお願い致します。

 

一口3000円からお願いしております。

3000円で、フィラリアと便の検査を受ける事が出来ます。

9000円で、犬たちの一日のフードを賄う事が出来ます。

 

皆さまの温かいご支援・ご協力を、お待ちしております。
横浜銀行  葉山支店

普通口座 6008989

KDP 会計 松崎麻由

 

 

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